【駆け込まない寺】No.008
⑧教えてない事は怒ってはいけません。
これは日本人に対してもよくある話。
相手が知ってると勘違い、
相手が理解してると勘違い、
教えたつもりになって勘違い。
「馬鹿!違うだろ!ちゃんとやらないとダメじゃないか!」
怒っちゃうんですよ。
少し大きい組織だと、、、
他から教えてもらってると思って勘違い、なんてのもありますね。
「怒る!」ってのは感情の話。
仕事の中では常に監督指導であると認識して下さい。
怒って良いのは・・
・あなたがきちんと教えて、、
・あなたがそれを確認して、、
・きちんと理解して行動できると双方が認めた事項を、、、
やれなかった時、やらなかった時、
その理由、原因、要因等を確認した後に、、
叱ってあげて下さい。怒っても構いませんが、きちんと指導をしてあげてください。
理解してなかったのかもしれません。
理解してても、やり難い部分があったのかもしれません。
あなたが教えてない事を怒ってはいけません。
あなたの教え方が悪いのです。
教えるなら理解して実行出来るまで教えて下さい。
日本人側に質問すると「教えました!」「伝えました!」と無責任な教育者みたいな返事が返ってきます。
「教える」ってのを誤解してます。 「教える」は動詞、手段です。 その目的目標は「教える」という行動ではなく、「その指導内容を理解させて行動できるようにする事」
「何度言っても理解しない!」
「前にも言ったじゃないか!」
ははははは、残念ですがあなたの指導が悪いのですよ。「言った!」「伝えたら」で終わりなら、録音聞かせただけで教育は終わってしまいます。
外国の若者ですから、日本語能力の問題や、育ってきた文化の違い、更に個人個人の性格や能力の問題が有りますが、それらをきちんと理解した上で、指導する必要が有ります。
教育とは「教えて」「育てる」事。
修ちゃんは、この言葉大好きなので良く話をします。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
山本五十六
頑張ってください。
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【独り言 パワハラ】
怒ると声が大きくなります。早口になります。方言も出ます。
聞いてる外国人にはまずあなたの日本語がわかりません、怒られる外国人にとっては恐怖です。
脅迫、強要、パワハラと思われる場合があります。
ご注意下さいませ。駆け込まれますよ。
【独り言 モンスター】
※最近増えているワガママモンスター君の問題がありますが、あれは入国してくる前に止めないと日本側が混乱してしまう。入学試験の失敗ですね。そしてモンスター達に対しては怒っても無駄。最悪1年、問題なく過ごして帰国してもらう方向で対応して下さい。追い出そうとか帰国させようとしない事でしょうね。あなたの失敗です。諦めて下さい。
【独り言 安全第一】
※安全に関する話は別問題ですよ。仕事を始める前に確実に指導してその理解度を確認してから仕事を開始してもらいましょう。監督署の処分の多くは安全に関する項目なのですからご注意を。
安全教育、日本語能力の課題が有ります。 通訳常駐させるとか安全マニュアル翻訳するとか、手段は沢山あります。
事故や怪我起こしてからではあとの祭り。
「安全第一! ご安全に!」
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